アメリカに滞在している間に、
やってみたいこと!
行って見たいところ!
というのが、
いくつか、あります。
そのうちのひとつが、
パサディナにあるノートン・サイモン美術館 を訪れることでした。
(一応、大学の専攻は芸術学ですので。。。スキなんですよね~美術館。)
日本にいた頃は、
ロサンゼルスに美術館があることすら知らなかった(失礼!)けれど、
こうやって来て調べてみると、
さすがは大都市、いろいろな美術館がそこここにあるんです。
アメリカは歴史の浅い国、
でもその分、ビジネスで成功した人たちが
資財を投げ打って集めた名画の数々を公開してくれています。
ノートン・サイモン美術館も、そのひとつ。
レンタカーとかガソリンスタンド(だったっけ?)とかの経営で
財を築いたノートン・サイモン氏のコレクションが展示されています。
大人でも、入場料8ドル!
たったこれだけで、
ラファエロ、フィリッポリッピ、モネ、ルノワール、ゴッホにピカソにカンディンスキー・・・
14世紀以降の一通りの名画を楽しむことができます。
私が、
この美術館で感じた、ヨーロッパとの違いが2つ。
1.作品自体は代表作ではないが、
メジャー画家の作品が一通りそろっている
2.保存状態がめちゃめちゃ良い
アメリカの美術館、特に実業家がコレクションしたものって、
その人の性格が多分に影響すると思うのですが、
アメリカ人って、
やっぱりちょっと、
「成金的」なところがある気がします。
いい意味で、なんですが。
絵が好き、というよりは、
お金がありあまってて、有名どころを集めてみました、という感じがする。
逆に言うと、
「あ、この人、こういうのが好きなんだよね」という好みとか個性は、あまり感じられない。
対照的なのが、山陰にある足立美術館。
ここは、もう、完璧、作った人の好みが100%反映されてる世界。
だから、合う、合わないはあると思います。
そして、
保存状態が本当にすっごくいいんです。
特に、14~16世紀のものがこんなにキレイに残されてるのは、
ヨーロッパではありえないことではないかなあ、と思う。
思わず、係員に「これってほんものですか?」って聞いちゃったぐらい。
ヨーロッパの絵は、つい最近まで、
日常の中に「使用されていた」だけあって、ほこりや汚れが目立ちます。
それが当たり前だと思ってたので、
アメリカに来て、キレーーイに保存されてきたこれらの絵を見て、
ちょっとびっくりしてしまったのです。
そうすると、
他の美術館もきっと、いいんだろうね?!
浮世絵が保存されたのも、本当に欧米のおかげなのね。
って、思って、
アメリカのほかの地域の美術館も、
かなり気になり始めました★
ノートン・サイモン 美術館